未分類 黄色のトマト2 2022年12月8日 2022年12月8日 受験BANK Facebook Twitter はてブ Pocket Feedly 私の町の博物館の、大きなガラスの戸棚とだなには、剥製はくせいですが、四疋ひきの蜂雀はちすずめがいます。 生きてたときはミィミィとなき蝶ちょうのように花の蜜みつをたべるあの小さなかあいらしい蜂雀です。わたくしはその四疋の中でいちばん上の枝えだにとまって、羽を両方ひろげかけ、まっ青なそらにいまにもとび立ちそうなのを、ことにすきでした。それは眼めが赤くてつるつるした緑青ろくしょういろの胸をもち、そのりんと張った胸には波形のうつくしい紋もんもありました。 Facebook Twitter はてブ Pocket Feedly